利用:大西洋の諸国ではスポーツフィッシングで釣れたものをステーキにして時々食べることがある位で、ほとんど利用されていない。時に、釣れたものの形の美しいものや記録魚を剥製にすることがある。我国の延縄で漁獲されたものは冷凍で持ち帰られて、練り製品の原料にされる。
備考:本種はインド・太平洋海域のバショウカジキIstiophores platypterusと成魚期には著しく類似し、両種を区別する明確な種的差異は見出せない。しかし、バショウカジキの方がニシバショウカジキよりはるかに大きくなり、体長1m位の時期には両種の胸鰭と尾鰭の相対的長さには明らかな差異が見られる(バショウカジキの図を参照)。
《A》では学名、分類、方言、外国語、形態等について、また、ここで紹介した以外にも大西洋のニシバショウカジキの美しい切手を掲載してあります。 |