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クロカジキ (Blue Marlin) Indo-Pacific編

 

インド洋のモルディブ発行の切手。Makaira herscheriとある学名はMakaira mazaraの異名で、現在は用いられていない。右上の線画の船はゲームボートではなくコマーシャルボートのようである。
原寸2.7×4.2cm。

 

モーリシャス発行の切手。クロカジキのジャンプの様子を示す。大阪万国博の記念を示す文字が体に掛かってしまって、折角の絵の細部が見にくくなったのが惜しまれる。
原寸2.8×4.5cm。

     

インド洋のモーリシャス発行の切手。計量の様子がわかる。右側の魚はキハダ。
原寸4.3×2.8cm。

 

インド洋のセイシェル発行の切手。ゲームフィッシュ計量後の記念撮影の様子を示す。ゲームボートが背景にあり、ゲームフィッシュの基地の雰囲気がよくわかる。
原寸4.3×2.8cm。

     

セイシェル発行の切手。第2背鰭と第2臀鰭、とくに前者が大きすぎるきらいはあるが、正確にクロカジキの形態をとらえている美しい切手。しかし、学名は、ニシマカジキのものMakaira nigricansとなっている。
原寸3.0×4.4cm。

 

セイシェル発行の切手。ストライクして飛び上がったクロカジキの力強い姿態を表現している素晴らしい切手である。遠くにトローリングボートが見えている。
原寸4.3×2.8cm。

 

図1:クロカジキ成魚側面観(中央)。点線は肛門の位置を示す。頭部背面観(左上)。尾部背面観(右上)。

図2:クロカジキの成長に伴う形態変化の模式図。A:仔魚(全長12mm)、B:稚魚(全長23mm)、C:幼魚(全長30cm)、D:若魚(全長85cm)、E:成魚(全長2.5m)。黒い部分は背鰭を示す。
  学名Makaira mazara(Jordan et Snyder, 1901)
分類:脊椎動物門、硬骨魚綱、スズキ目、カジキ亜目、マカジキ科、クロカジキ属(Vertebrata, Osteichthyes, Perciformes, Xiphioidei, Istiophoridae, Makaira
方言:カツオクイ、カトクイ(和歌山);クロカ、クロ、クロカワ(東京);クダマキ(高知);ゲンバ(鹿児島);ツン(壱岐);ンヂアチ、ンジアラ(沖縄);マザアラ(三崎)
各国語:Blue marlin(オーストラリア、アメリカ、南アフリカ共和国、ニュージーランド);Blou marlyn(南アフリカ共和国);Pez zuncho(チリ);Lan fu yii(中国);Mersudji(マレーシア);Marlin azul, Marlin negro(メキシコ);Empereur, Marlin bleu(ニューカレドニア);Marlin, Taketonga(ニュージーランド);Nok-sae-chi(韓国);Haura(タヒチ);Ch'joernij Marlin(ソ連);C'a ie' den(ベトナム);IndoPacific blue marlin(FAO標準英語名);Makaire bleu de L'Indo-Pacifique(FAO標準仏語名);Aguja azul del Indo-Pacifico(FAO標準西語名)
生態:集魚灯に集ったイカ類を捕食する。本種の摂餌生態を見てみる(図3)。本種は各鰭をたたんだ状態で全速力で餌物に突進する(A)。吻でたたいて殺すか弱らせるかした(B)後、吻で餌物を軽くつついて(C)から、頭を先にして飲み込む。大きな魚類を食べる場合には、そうしないと棘を立てられ容易に飲み下すことができない。イカ類を食べる時には、必ずしも頭から食べる必要はないものと思われるが、頭を先に食べる時もある。本種も他のカジキ類と同様に出会ったものはなんでも餌にする傾向が強いが、カツオやマグロ類の大きな餌をかなり積極的に食するようである。そのため、方言で本種のことをカツオクイとかカトクイと呼ぶのだう。NMFS、NOAAホノルル研究所の科学者達が本種に発信機をつけ、ハワイ島沖で約1日追跡調査をしたところ、1日に約25マイル移動した。平均遊泳速度は、0.6〜4.4(平均1.6)ノットであった。遊泳層は、海面から73mにおよんだが、37m以浅を遊泳することが多かった。この結果は、発信機をつけられた影響もさることながら、ハワイ島沖がクロカジキの回遊経路の中で重要な来遊場になっており、そこにゆっくり滞在して摂餌などを行なったと考えられる。通常回遊時の遊泳速度より遅い結果が得られていると考えられる。クロカジキも他の大型カジキ類と同様、雌の方が大型になる。小笠原近海では、体長2m以上のものはすべて雌で占められる。台湾近海では雄は体重120kg未満であるのに対し、雌は300kg以上に達する。雄が大きくならない理由は、雄が100kg位になると極端に成長速度が遅くなることが確かめられた。アメリカの研究者達のゲームフィッシングで漁獲されたクロカジキについての研究で分かったものである。このことは、彼らの耳石の日周輪に関する研究から得られた、極めて興味深いものである。すなわち、19歳で90kgの雄に対して、同年齢の雌は約400kgに達することがわかった。これで、雄が雌より若死にするのではないかとか、雄から雌へ性転換するのではないかという仮説は否定された。  
 
大きさ:商業漁業の浮延縄によって漁獲されるものの中には、時に体重900kgに達するものも見られる。また、スポーツフィッシングによるものは818kgが、これまでの最大の記録である。この818kg(1,805lb)のクロカジキは"Choy's monster"と呼ばれて有名なものである。これは、Cornerius Choy船長のボートのお客が、今から約20年前にハワイ島ワイキキ沖で釣ったものである。しかし、2人以上のアングラーが交代で釣ったため世界記録として公認されなかった。なお、このクロカジキは、150lb以上のマグロ類の1種(種類はたぶんメバチかキハダ)を食べていた。IGFA All tackle World recordは、1982年5月31日にJay Wm. de Beaubienがハワイ島コナ沖で130lb(60kg)ラインクラスで記録した624.14kg(1,376lb)である。
生息域:外洋域を広く回遊し、とくに熱帯・亜熱帯域(表面水温24°C以上が)主生息圏である。カジキ類中、最も熱帯性であり、また、フウライカジキとともにめったに沿岸域に現れない。西部太平洋では、本種の産卵は20°N〜10°S間の海域でほぼ周年行なわれる。高緯度の20°N〜30°Nの海域では、産卵期の夏季2〜3ヵ月に限られる。東部太平洋の低緯度海域では、周年にわたって成熟魚の来遊が見られる。しかし、産卵は、120°E〜130°E、20°S〜25°Sの海域で12〜1月(南半球の夏)を中心に行なわれる。
分布:インド・太平洋、日本海には稀。
漁法:浮延縄、トローリング、突棒、定置網。
漁場:本種の延縄の主漁場は赤道から南北の回帰線付近までの海域に形成される。太平洋の中緯度海域の漁場の盛漁期は夏で、5〜9月にかけて雄が多い。魚群は、体長2m位のものが中心となる。日本付近では小笠原近海、九州西方海域、済州島近海、琉球列島近海に主として、冬期以外の季節にかなりよい漁場が形成される。本種のスポーツフィッシングは、ハワイ島南岸沖、セイシェル島近海およびモーリシャス島近海で盛んに行なわれている。
利用:肉に脂質が多く、刺身としてはマカジキの肉にやや劣るが、美味である。照焼きとしても賞味される。
備考:本種にも翻訳上の誤りがあり、クロカジキを直訳するとBlack marlinとなる。それは、シロカジキMacaira indicaを示すことになり混乱が生じた。1930年代から現在に至るまで、そのような誤りが散見されるので注意を要する。
 
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